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Universes
Apophysis7x PhotoshopCS6
2014.11
B3サイズ出力
顔料インク 透明水彩 色鉛筆 雲母
トーマス・ライトの宇宙図を見たときの幸福感は今まで感じたことのないほどのものでした。
世界はたくさんあるに違いない。
あぶくのようにいくつもいくつも生まれ、ふくらみ、いつかはじけて無と消える。
でもまた生まれる。時の終わりに向かって。
そんなヴィジョンを見てしまったのは高校時代だったか。
それを、そのままを、理論化して図解にしてみせた科学者がすでに18世紀にいた。
私はひとりじゃなかった、という安堵と感動でした。
そして20世紀。インフレーションとマルチバースの宇宙論によって
あぶくの世界はさらなる広がりと階層とともに現れます。
なんたる幸せ。
世界は無限の可能性と姿を持っている。